※1月30日分までの媒体でご後援いただいている公益財団法人徳島県文化振興財団の表記が誤っておりました。大変申し訳ございませんでした。1月30日以降のものは訂正済みです。
本年度の大会は三重県伊勢市の皇學館大学で1日目シンポジウム、2日目見学会(伊勢神宮参拝)の予定で開催いたします。
【1日目】シンポジウムでは『刀剣乱舞』の聖地巡礼の場としても有名な神社の神職2名と伝統芸能の担い手であり啓蒙活動をしているNPO法人徳島能楽振興会の理事の計3名をお迎えし、これまでの活動やその想いについて報告して頂き、今後こうしたコンテンツとのコラボが伝統文化の維持・継承にいかなる可能性をもち得るのか考えていきます。
【2日目】の見学会は伊勢神宮の外宮と内宮を参拝します。
内宮の参拝では、個人ではなかなか参拝する機会が少ない「御垣内」といわれる一般の方々が参拝しているところよりも正殿に近いところで参拝をします。
皆様のご参加をお待ちしております。
詳細は下記のとおりです。
▶シンポジウムテーマ
伝統文化とコンテンツ
~ゲーム『刀剣乱舞-ONLINE-』との関わりを通じた伝統文化の維持・継承~
参加者用・事前質問フォーム
▶登壇者(発表内容は予定)
藤森 長正 氏(藤森神社 宮司)
「鶴丸国永」がもたらした神社への影響について
石原 和香子 氏(荘内神社 禰宜)
「信濃藤四郎」とのコラボレーション企画への参与について
里 由起子 氏(NPO法人徳島能楽振興会 理事)
平成30年5月開催「マチ★アソビ能狂言公演」における『刀剣乱舞』コラボについて
中山 千里 氏(皇學館大学大学院研究生)
『刀剣乱舞』が神社・伝統芸能へ与えた影響について(通史的に俯瞰)
▶開催日時
2024年3月9日(土)➡シンポジウム 13時30分~17時30分
10日(日)➡巡見【伊勢神宮内宮・外宮参拝、赤福(銘々箱)付き】
【シンポジウムスケジュール】
13:30〜 会長挨拶
13:35〜 学長挨拶
13:45~ シンポジウム開始
13:45~14:15 中山 千里 氏(皇學館大学大学院研究生)
(5分)
14:20~14:50 里 由起子 氏(NPO 法人徳島能楽振興会 理事)
(5分)
14:55~15:25 石原 和香子 氏(荘内神社 禰宜)
(5分)
15:30~16:00 藤森 長正 氏(藤森神社 宮司)
―休憩(15分ほど)―
16:15~17:15 総合討論・質疑応答
17:20~ 閉会の辞
【巡見スケジュール】
10時 伊勢市駅集合、外宮へ移動、参拝
11:30 内宮着、御垣内参拝
12:30 宇治橋前解散(予定)
▶開催方法
対面・オンライン(ZOOM)
▶開催場所
皇學館大学(三重県伊勢市) 4号館431教室キャンパスマップ
【皇學館大学へのアクセスはこちらをご参照くださいアクセスマップ】
▶後援
神道学会(皇學館大学)、NPO法人徳島能楽振興会、公益財団法人徳島県文化振興財団(あわぎんホール)
▶参加費【申込締め切り:巡見希望の方は3/6(水)まで、シンポジウムのみは3/8(金)まで】
●会員:無料→ 参加登録
●非会員はこちら→Peatix申込ページ
シンポジウムのみ(対面・オンライン):1000円、巡見希望者は2000円
※対面・オンラインどちらの参加方法でもアーカイブ配信付き(5月末まで視聴可能)
●皇學館大学の学生、院生、職員は参加費無料・申し込み不要です(対面限定、受付で学生証をご提示ください)
※アーカイブ配信をご希望の方は有料参加をお申し込みください。
※巡見ご希望の方
内宮では御垣内参拝を行います(御垣内参拝について)
服装規定が守られない場合は参拝ができませんので予めご了承ください。
男性はスーツ、女性はスーツに準じるフォーマルな服装でお願いします。靴については 足元が不安定な場所がありますのでカジュアル過ぎない色のスニーカーであれば大丈夫です。服装についてご不安な場合はこちらへお問い合わせください(コンテンツ文化史学会お問い合わせ)。
▶【開催趣旨】
コンテンツ文化史学会では2023年度大会において「伝統文化とコンテンツ」と題してパネルディスカッションを開催する。
まず、コンテンツ文化史学会の指す「コンテンツ」とはメディア上で展開されるアニメ・マンガ・ゲーム・映画・テレビ・音楽・ネットといった様々なものを指すが、このコンテンツの受容者は1つのコンテンツジャンルのその範疇でのみ受容しているわけではない。通常はアニメとマンガ、音楽とゲームなど、複数分野のコンテンツを一括して享受している。そうした現状を踏まえ、本学会では様々なコンテンツタイプを統合的に考察することを第一の目的としている。現状、聖地巡礼などのコンテンツツーリズムの研究において社寺や伝統芸能の担い手に焦点を当てた研究は少ない。そのため今回のシンポジウムでは、コンテンツのコラボレーション相手である「伝統文化の継承者たち」に焦点を当てていきたい。
昨今アニメやゲーム、ドラマなどの舞台となり、ファンたちが「聖地巡礼」として神社や寺に訪れる現象が話題となり、地域活性化の起爆剤として期待される傾向がみられる。氏子や檀家など旧来の支持基盤がゆらいでる社寺においては、この来訪者たちに新たな伝統宗教の担い手としての期待を持つ一方、「来てもらった」ことを自身の社寺の将来にいかに結びつけてゆくかというビジョンを持つには至っていないといえる。一方、伝統文化の維持・継承者という観点から見れば、歌舞伎・能・狂言などいわゆるハイカルチャーの分野も、社寺と悩みを共有しており、これらの芸能も旧来の担い手とその支持層を主体とし現状に行き詰まりが感じられている。そのため近年では若者を主体に新たな客層と後継者の開拓が狙われ、多様なコンテンツとのコラボレーションが試みられてきた。しかし、新しい客層に「来てもらう」ことが、業界の課題解決と将来のありかたどのように関係させられ得るかという点については、まだ模索中であるのが現状である。
そこで、今回はコンテンツとのコラボを行うこれら「伝統文化の継承者たち」にこれまでの活動やその想いについて報告して頂く。次いで今後、こうしたコンテンツとのコラボが伝統文化の維持・継承にいかなる可能性をもち得るのか、議論を行ったのち、コンテンツと伝統文化のこれからについて考えてゆきたい。
▶大会の宣伝用のチラシデータです。
配布・掲示用にご自由にお使いください。
カラータイプ・白黒タイプがございます。
※内容は同じです。