コンテンツ文化史学会2012年第1回例会「コンテンツとライブ」要旨

今年度第1回例会「コンテンツとライブ」が近付いてまいりました。会場の都合により当日受付はできません。15日(金)11時にて締め切りといたします。ご興味のあるかたは、こちらをご覧いただきまして、参加申込していただければ幸いです。

また、各発表者から以下のように要旨が届いております。キムラケイサクさんに関しては、ご本人がこれまで手掛けられてきたアニソンイベントについてお話いただく予定です。

 

  • 宮入恭平
  • ポスト3.11のライブハウスシーン~それでもあなたは、ライブハウスに出演しますか?
  • 2011年3月に発生した東日本大震災(3.11)は、社会から個人にいたるまで大きな影響を与えました。そして、その傷跡は未だ癒えることがありません。ポスト3.11に生きるわたしたちにとって、3.11以前には当然だった価値観の問い直しは必須の作業でしょう。ポピュラー音楽シーンにおいても、さまざまな価値観の問い直しが図られました。もっとも、時間の経過とともに訪れた表面上は平穏な日常が、価値観を問い直す必然性を妨げているようにも思われます。本報告では、3.11が露呈したポピュラー音楽シーン、とくにライブハウスシーンの限界について考察します。

 

  • 樺島榮一郎
  • いま、なぜライブなのか―インターネット時代のライブの在り方、その必然性
  • インターネットの普及と並行するように、ライブシーンの興隆がみられるのは何故か。その理由は、ライブを供給するアーティスト側にも、ライブを需要する消費者側にもあり、必然とも言えるものであった。ライブとインターネットの関係を主に経済学の立場から明らかにする。