コンテンツ文化史学会2011年第2回例会「コンテンツとファッション-装いの文化史をめぐって-」のお知らせ(第1報)

コンテンツ文化史学会では、来る11月12日(土)に2011年第2回例会「コンテンツとファッション-装いの文化史をめぐって-」を開催いたします。これまでの例会と同様に事前参加登録を行います。こちらのほうサイトが出来ましたら告知いたします。

【概要】

○「コンテンツとファッション-装いの文化史をめぐって-」

○開催日:

2011年11月12日(土)

○場所:

文化学園ファッションリソースセンター視聴覚講義室
東京都渋谷区代々木3丁目22番1号 文化学園 遠藤記念館(F館)地下1階

○資料代

500円(会員は無料)

○司会

吉田正高(東北芸術工科大学)

○発表者

青木淳子(東京大学大学院学際情報学府博士後期課程)
中村仁(東京大学大学院情報学環特任講師)
渡辺明日香(共立女子短期大学生活科学科准教授)
  • 共催:共同研究「ファッション分野における政策的支援に関する研究」
  • 後援:服飾文化共同研究拠点/文化学園大学文化ファッション研究機構

コンテンツ文化史学会第3回大会発表論文募集延長のお知らせ

コンテンツ文化史学会では、来る12月3日(土)、4日(日)に第3回大会「オタク・ファン・マニア」を開催いたします。当初締切を8月末としておりましたが、9月20日(火)までに延長いたします。

○趣旨説明

本学会は、2009年度に第1回大会「アマチュア文化とコンテンツの未来」、2010年度に第2回大会「拡大するコンテンツ」を開催した。プロ・アマチュアなどを問わず変貌するコンテンツの創作状況や発表・交流の「場」、さらには研究者自身の方法論的問題をテーマとし、同時代的なコンテンツ作品およびそれに関連する文化的状況についてのシンポジウム・基調講演・自由発表がおこなわれた。
2回の大会は、それぞれ創作者や創作の場に関する研究の成果が報告された。これに対し、第3回大会は、「オタク・ファン・マニア」と題し、消費者や評価者の歴史や文化、こうしたユーザー・コミュニティがコンテンツ文化や産業に果たした(果たしている)歴史的・社会的役割などをテーマとした第3回大会を開催する。
デジタル技術の発達と集合知の集積に伴い、個人の情報創出・発信力は著しく高まり、コンテンツの価値や意味の創出に、受け手側が参与する傾向が強まっている。こうした社会的状況における、オタクやファン、マニアたちの多種多様な活動、たとえば、同人誌即売会やニコニコ動画での作品発表、聖地巡礼、コスプレなど――をどのように学術的に分析するか。本大会では、会員をはじめとする研究者たちによる活発な発表と議論を歓迎する。

【概要】

○大会テーマ:

「オタク・ファン・マニア」

○開催日:

2011年12月3日(土)・4日(日)

○場所:

東京大学工学部2号館92B教室
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_04_18_j.html

○研究発表の種類と時間

・研究発表は以下の2種類があります。両方ともに口頭発表になります。
  1. テーマ発表
  2. 自由論題発表
・テーマ発表は大会テーマ「オタク・ファン・マニア」に関連する発表になります。
・自由論題発表は大会テーマ以外でコンテンツ文化史に関連する研究発表になります。
・発表時間は2種類とも質疑応答を含めて30分といたします。
・発表申込は1人につき1種類、1報告のみです。
・なお自由論題において大会テーマとは別のテーマ立てによる企画セッションとしての申込も可能です。一つのセッションの司会者・発表者をまとめた上で代表者が応募してください。

○発表申込方法:

・発表申込は本学会会員に限ります。連名で申し込む場合は第一発表者が会員である必要があります。
・報告を希望される方は、所属機関・氏名・報告論題・発表原稿(4000字以内)を2011年9月20日必着でウェブサイトの投稿フォームよりお送りください。
※投稿フォーム: http://www.contentshistory.org/journal/contribution_form/
・採否は、9月末までにご連絡いたします。
・なお投稿される発表原稿は本学会の執筆要綱に準拠いたします。執筆要綱を守られていない場合は受け付けないのでご注意ください。
・採択された原稿は、当日配布の予稿集に掲載いたします。
・学会誌『コンテンツ文化史研究』では、大会特集コーナーを組み、大会で発表された論文の投稿を受け付ける予定です。

○2011年コンテンツ文化史学会大会実行委員会

実行委員長:玉井建也(東京大学)
顧問:出口弘(東京工業大学)
委員:井上明人(国際大学)
委員:大橋正司(東京大学院)
委員:樺島榮一郎(相模女子大学)
委員:こさささこ(クリエーター)
委員:小山友介(芝浦工業大学)
委員:研谷紀夫(東京大学)
委員:中村晋吾(早稲田大学院)
委員:東健太郎(東京大学院)
委員:七邊信重(東京工業大学)
委員:堀内淳一(学習院大学)
委員:吉田正高(東北芸術工科大学)

日本SF大会企画セッション「コンテンツ研究者・開発者はSFをどう語るのか?」のお知らせ

下記の要領で第50回日本SF大会にてセッションを開催いたします。お近くにお寄りの際はぜひ足をお運びください。

コンテンツ研究者・開発者はSFをどう語るのか? ~コンテンツ文化史学会セッション~

概要
SFについて、コンテンツ研究者・開発者はどう語るのか。コンテンツ文化史学会の研究者・開発者が、歴史学・経済学・ゲーム開発の立場から、SFについて研究発表とディスカッションを行います。
総合司会/コンテンツ文化史学会紹介
吉田正高
研究発表
七邊信重 タイトル未定
玉井建也 歴史学研究とSF・歴史小説
小山友介 ゲームとSF(仮)
三宅陽一郎 アニメとAIとSF(仮)
日時
9月4日(日)11:30-13:00
場所
静岡県コンベンションアーツセンター904会議室

コミケット80お疲れさまでした。

1週間が経ってしまいましたが、コミケット80でのコンテンツ文化史学会のブースにお越しいただきました皆さまありがとうございました。また売り子をお手伝いいただきました三宅陽一郎さん、藤原正仁さん、ありがとうございました。その他、諸々でご助力いただいたサイフォンさんもありがとうございました。売っている人でシンポジウムが開催できるではないか、と誰もが思ったに違いありません…。なお画像は三宅さんが撮影されたものを拝借いたしました。

コミケットの前日に届くという綱渡りな感じで完成した5号ですが、週明けには会員の皆様に向けて発送します。今少しお待ちください。

さて、そうこうしているうちに12月の大会の発表締め切りが近付いてまいりました。会員の皆様のご応募を心よりお待ちしております。盛況な大会になるかは皆様のご応募にかかっております!

『コンテンツ文化史研究』5号発行のお知らせ

発行が遅くなりご迷惑をおかけしておりました『コンテンツ文化史研究』5号ですが、今月中に会員の皆様のお手元に届きます。今少しお待ちいただければ幸いです。

目次
インタビュー

八巻磐氏インタビュー-アニメ撮影の魔術師-

2009年大会の記録

「アマチュア文化とコンテンツの未来」パネルディスカッションの記録

自由投稿論文

平井智尚「聖地巡礼の理論的考察—メディア研究からのアプローチ—」

〈特集「趣味文化研究の作法」〉

特集「趣味文化研究の作法」にあたって

〈依頼論文〉

浅野智彦「趣味縁への量的調査によるアプローチ」
玉川博章「サブカルチャーにおける量的および質的調査方法の検討—コミックマーケットにおける調査を事例に—」
小山友介「日本社会内の創作者の「厚み」をしらべる—コンテンツ調査メイキング—」

書評

山﨑鎮親「古賀令子著『「かわいい」の帝国—モードとメディアと女の子たち』」
樺島榮一郎「デジタルゲームの教科書制作委員会著『デジタルゲームの教科書知っておくべきゲーム業界最新トレンド』」

参加記

横えび「コンテンツ文化史学会第2回例会「ゲーム産業は、いかにして成立しえたのか——アメリカ、日本…草創期に何が生じたのか」」

二〇一〇年度コンテンツ文化史学会総会の記録

コミックマーケット80参加のお知らせ

下記の要領でコミックマーケット80に参加いたします。お近くに御寄りの際は足をお運びください。

【日  時】 2011年8月14日(日)
【場  所】 東京有明ビッグサイト
【サークル名】 コンテンツ文化史学会
【配  置】 東O-04a
【頒 布 物】 『コンテンツ文化史研究』2・3・4・5号
【価  格】 各2000円
【搬 入 数】 各20〜30部ほど

論文を読まない:少女文化例会と『ぼくらのよあけ』

あ、っと言う間に7月になりました。皆さまお元気でしょうか。全然更新しないままになっておりますが、水面下ではそれぞれ委員が色々と動いております。発行が遅れております『コンテンツ文化史研究』5号は今月中には皆さまのお手元に届くことかと思います。今回も充実した内容となっております!と編集担当ですので、自分の担当分について述べておきます。

さて、もう先月になってしまいましたが本学会の2011年第1回例会「「少女」の歴史、ときめきの軌跡」が開催されました。114名もの方にお越しいただき、委員ともども喜んでおります。会場にお越しいただきました皆さま、また当日、素晴らしいご発表をいただきました嵯峨景子さん、塚口綾子さん、沼田知加さん、パネルディスカッションでご登壇いただきました植木ルミ子さん、ありがとうございました。女子大で開催し(そして委員全員、入口で止められ)、テーマが少女文化で、登壇者が全員女性という全てにおいて本学会として初めてのことばかりでした。

当日のtwitterの様子は以下をご覧ください。

また4gamer様、ねとらぼ様がニュースとして取り上げてくださいました。ぜひご覧ください。

とここで終わると久しぶりの更新が業務連絡のようになってしまいますので、最近読みました漫画の話でもいたしましょう。『コンテンツ文化史研究』4号にてインタビューをさせていただきました今井哲也さんの新作『ぼくらのよあけ』が先月末に発売されました。

ぼくらのよあけ(1) (アフタヌーンKC)

表紙を見てもお分かりのようにひと夏のジュブナイル的な内容になっております。描かれるのは2038年の日本を舞台とし、小学生の主人公たちをめぐる近未来SFです。しかし、ここで非常に面白いのが近未来という時間軸的だけを取り上げればこれから先を指向しているのに対して、作品を読む読者としての自分はノスタルジーを志向してしまうことでしょうか。現在を基点とした場合、描かれている時間軸と読者の志向が正反対を示すということです。これを成し得ているのは、前作『ハックス!』でも見られた作者のたぐいまれなる描写能力でしょう。細部に真実が宿るという使い古された言葉を使うまでもなく、未来が描かれながらも小学生の言動や所作といった点は我々が子供のころに通過してきたものです。これらが見事に底流していることによって近未来SFというものがこれほどまでに身近な作品として昇華しえているわけです。

そういえば「少年文化」というのも(研究として)興味深いものかもしれませんね。と少女文化例会の話と無理やり繋げながらおしまいにします。今回は論文を読んでいるわけではないのでタイトルは「論文は読まない」でした。

コンテンツ文化史学会第3回大会発表論文募集のお知らせ

コンテンツ文化史学会では、来る12月3日(土)、4日(日)に第3回大会「オタク・ファン・マニア」を開催いたします。

○趣旨説明

本学会は、2009年度に第1回大会「アマチュア文化とコンテンツの未来」、2010年度に第2回大会「拡大するコンテンツ」を開催した。プロ・アマチュアなどを問わず変貌するコンテンツの創作状況や発表・交流の「場」、さらには研究者自身の方法論的問題をテーマとし、同時代的なコンテンツ作品およびそれに関連する文化的状況についてのシンポジウム・基調講演・自由発表がおこなわれた。
2回の大会は、それぞれ創作者や創作の場に関する研究の成果が報告された。これに対し、第3回大会は、「オタク・ファン・マニア」と題し、消費者や評価者の歴史や文化、こうしたユーザー・コミュニティがコンテンツ文化や産業に果たした(果たしている)歴史的・社会的役割などをテーマとした第3回大会を開催する。
デジタル技術の発達と集合知の集積に伴い、個人の情報創出・発信力は著しく高まり、コンテンツの価値や意味の創出に、受け手側が参与する傾向が強まっている。こうした社会的状況における、オタクやファン、マニアたちの多種多様な活動、たとえば、同人誌即売会やニコニコ動画での作品発表、聖地巡礼、コスプレなど――をどのように学術的に分析するか。本大会では、会員をはじめとする研究者たちによる活発な発表と議論を歓迎する。

【概要】

○大会テーマ:

「オタク・ファン・マニア」

○開催日:

2011年12月3日(土)・4日(日)

○場所:

東京大学工学部2号館92B教室
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_04_18_j.html

○研究発表の種類と時間

・研究発表は以下の2種類があります。両方ともに口頭発表になります。
  1. テーマ発表
  2. 自由論題発表
・テーマ発表は大会テーマ「オタク・ファン・マニア」に関連する発表になります。
・自由論題発表は大会テーマ以外でコンテンツ文化史に関連する研究発表になります。
・発表時間は2種類とも質疑応答を含めて30分といたします。
・発表申込は1人につき1種類、1報告のみです。
・なお自由論題において大会テーマとは別のテーマ立てによる企画セッションとしての申込も可能です。一つのセッションの司会者・発表者をまとめた上で代表者が応募してください。

○発表申込方法:

・発表申込は本学会会員に限ります。連名で申し込む場合は第一発表者が会員である必要があります。
・報告を希望される方は、所属機関・氏名・報告論題・発表原稿(4000字以内)を2011年8月31日必着でウェブサイトの投稿フォームよりお送りください。
※投稿フォーム: http://www.contentshistory.org/journal/contribution_form/
・採否は、9月末までにご連絡いたします。
・なお投稿される発表原稿は本学会の執筆要綱に準拠いたします。執筆要綱を守られていない場合は受け付けないのでご注意ください。
・採択された原稿は、当日配布の予稿集に掲載いたします。
・学会誌『コンテンツ文化史研究』では、大会特集コーナーを組み、大会で発表された論文の投稿を受け付ける予定です。

○2011年コンテンツ文化史学会大会実行委員会

実行委員長:玉井建也(東京大学)
顧問:出口弘(東京工業大学)
委員:井上明人(国際大学)
委員:大橋正司(東京大学院)
委員:樺島榮一郎(相模女子大学)
委員:こさささこ(クリエーター)
委員:小山友介(芝浦工業大学)
委員:研谷紀夫(東京大学)
委員:中村晋吾(早稲田大学院)
委員:東健太郎(東京大学院)
委員:七邊信重(東京工業大学)
委員:堀内淳一(学習院大学)
委員:吉田正高(東北芸術工科大学)

GameBusiness.jpでの連載のお知らせ

日本デジタルゲーム学会と共同でGameBusiness.jpにて連載「ゲーム・アカデミクス」が開始いたしました。第2回は本学会会長の吉田正高が担当しております。本学会の前身も含めた歩みについて語っておりますので、ぜひご一読ください。