会長のコンテンツ日記 その8

イデオン

ご報告が遅れましたが、自主講義
「コンテンツ作品分析」で、ついに
『伝説巨神イデオン』の
接触編と発動編をいっきに
鑑賞しました!!

この救いがあるようでないような
エンディングは、「暗さ」をひきずりながら
「明るさ」に進んでいく80年代初頭の
社会状況を反映していると思うと
感慨ぶかいです。

ちなみに実際の芸工大の授業である
「アニメ・プロデュース論」(月曜2限)
のほうでは、80年代論が終わらずに
泣いてます…

一般的なコンテンツ文化の状況説明で1回、
80年代的アングラ文化の説明で1回半、
ようやく80年代テレビアニメ論に入って
1983年までたどりつきました!(半回)
これから1989年までのテレビアニメの
話を総括して(1回)、OVAの誕生と発達の
話をして(1回)、80年代コンテンツ文化を
象徴するテレビゲームの話をする(1~2回)、
という予定になってます…

えっ!結局6月中は80年代から抜け出せないのか!

いくら「いまが一番いい時代だって」(by高中由唯@メガゾーン23)
、ちょっと授業回数が大杉か!

ということで?イデオンの次の作品鑑賞は
「メガゾーン23」に決定ですな(笑)
「淋しくて眠れない」なんて言わせないよ!!!

「空の青さは悲しみにも似て」

皆様。
編集やってます。玉井です。
今月の28日(日)に例会が開かれます。こちらのほうに告知されているように例会のタイトルは「コンテンツと場所」です。お手数をおかけして心苦しいのですが事前参加申し込みになっております。せっかくの日曜日ですが、お時間がある方はご参加ください。

とはいえ発表者でありつつも委員でもあるので、裏方としても動いています。とりあえず準備はどのぐらいできた?という質問はなしにしましょう。ありえん。

さて、リフレッシュのためにまたYouTubeをだらだら流すことにましょうか。時は経つのは早いといいますか、櫛引彩香さんが今年デビュー10周年を迎えるそうです。10周年記念のライブに行けなかったのが残念ですが、変わらずに活動しているようですね。

個人的にはこのシングル曲「空」が一番のお気に入り。あとYouTubeにはあがっていませんが「雨のち晴れ」も爽快で良いナンバです。現在はメジャー契約が切れて、インディーズで活動中だということですが今年はミニアルバムを発表しています。

デビュー当時の高野寛やクラムボンら濃いメンバーによって盛り立てられていたとは違い、打ち込みを活用したナンバーがみられるようになっています。とはいえ、基本的なスタンスは変わらないといいますか、より肩の力が抜けた感じになっています。

そういえば昔、ライブに行ったとき、バックコーラスが真城めぐみだったような覚えが・・・。確か「スマイル」を歌おうとして咳き込んでやり直していました。というどうでも良いことを思い出しました。

mush☆room

LOVE

会長のコンテンツ日記 その7

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先日の芸工大の上映会では、ついに
某12話と某24話を観ましたよ!

感想は…あえて言いますまい(笑)

まあ、普段より参加者が異様に多かった
というのが感想でしょうか(苦笑)

そして本日は「イデオン」の
接触編&発動編をいっきに観ます!!
3時間!ということで、学生さんには
苦行かも(笑)

「あの1等星になれるかな?」

前回のエントリーの繰り返しになって恐縮ですが、5月末から6月頭に会員登録をしていただいた方には、会費入金確認後、事務局から会誌を発送していきます。入金確認作業、発送作業という手順を経るため、少しお時間をいただくことになるかと思いますが、ご容赦ください。

というわけで編集担当の玉井です。当座の編集作業がないので、暇そうにしていますが、実は今月末に例会があるのですよ。準備とか色々と・・・。こちらのほうはまたお知らせのエントリーが書かれると思いますので、少しお待ちください。

さて、最近、年を取ってきたと思うときが増えてきまして、そういうこと自体がダメなんだよな、と思うわけですが、10代のときに聞いていた歌手が今でも頑張っているのは非常に励みになります。

同世代の方は「ああー!」という感じでしょうが、その昔、オールナイトニッポンを毎週聞いていました。その「いしのだなつよ」さんが再デビューです。高校生のときは毎週ラジオを聞いていて、上京してからは何回かライブにも行きました。懐かしい。この「一等星」などは今でもiPodでたまに再生しています。確か、彼女は僕と同い年なので、「一等星」の歌詞は10代のときに書いたもの。その稚拙な部分も含めて、直球しか投げられない感じも、あの時は全て受け入れられました。今、アルバムの写真などをみると高校の制服を着ていたりと、何ともまあ若いわけですが・・・いや、当然なのですけれども。

オールナイトニッポン終了後は、kicca(だったかな?)とか色々とバンド活動、インディーズ活動などを経て、「春空 -ハルソラー」で再デビューとなりました。名前も漢字の「石野田奈津代」になっています。あちこちのラジオでヘビーローテーションとなって話題になっているそうで、頑張って欲しいものです。そういえばスキップカウズのボーカルのイマヤスに似ていることを、よくネタにしていましたが・・・今でも?

ひまわり

春空-ハルソラ-

発送と大阪

皆様。
編集担当の玉井です。タイトルは「大阪へ発送」ではありません。

無事に『コンテンツ文化史研究』創刊号が発刊となり、会員の皆様のお手元に届いている頃かと思います。地域によって配送日に違いが出るかもしれませんので、ご容赦ください。また5月31日以降にご入会いただいた方は、入金確認後に事務局から発送していきます。こちらも確認作業などがあるため、タイムラグが発生するかと思いますが、少しお待ちいただければと思います。

さて、皆さん、話はかわりまして、ゲッサンは読まれたでしょうか。私も本屋で買いまして、あずまんが大王のクリアファイルをいただきました。ほくほくです。

しかし、あずまんが!

もはや大阪一色ではないですか!

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「あずまんが大王 補習編 1年生」より。

テレビー!というわけでクリアファイルにもなっていたイラストは大阪が中心に据えられているし、「大阪万博」という本を出すとか書いているし・・・よく考えましたら、その昔「ドキッ!まるごと大阪だらけの1年戦争? 放課後の1年戦争」などもやられていましたし・・・。楽しみに待ちます。

あずまんが大王 (1) (Dengeki comics EX)

あずまんが大王 (2) (Dengeki comics EX)

あずまんが大王 (3) (Dengeki comics EX)

あずまんが大王 (4)  (Dengeki comics EX)

会長のコンテンツ日記 その6

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昨日の芸工大でのコンテンツ作品鑑賞は
『仮面ライダー』でした!

鑑賞したのは
第1話「怪奇蜘蛛男」
第13話「魔人サボテグロンの襲来」
第40話「死斗! 怪人スノーマン対二人のライダー」
の3話です。

江戸川乱歩的な世界をほうふつとさせる第1話から、
佐々木剛の参加で明るくなっていく第13話、
そして、当時の子供が狂喜したダブルライダー編まで、
相当に世界感が変化していくわけですが、
その変遷がことごとく世間に受け入れられていく、
という歴史的コンテンツが共通して持つ因子が
色濃くて、勉強になりました。

などといいかながら、私自身はといえば
「やっぱり戦闘員はベレー帽だよね」
などとあらぬことを考えていたのですが(笑)

来週はついに某12話と某24話の
鑑賞です!

竹林月『ことこと。』

表象としての南の島は何であれほど奇麗に描かれ続けるのだろうかとたまに思ったりします。この『ことこと。』(全4巻、ソフトバンククリエイティブ)という作品は作中でも書かれているように小笠原諸島の一つとして架空に設置された琴古島を舞台にしています。主人公の名前は青子です。琴子ではありません。本土から赴任してきた小学校の先生です。

ことこと。

図1:『ことこと。』1巻扉絵

本島からも離れているので、物資運搬のために船が定期的に行き来しているようですし、風呂はガスで温めているため、ガスが切れると近隣に借りに行っています。小さい、小さいと島民たちは口をそろえて言っておりますが、島には喫茶店もあり、定食屋もあります。ただ、置かれているのは・・・。

図2:『ことこと。』1巻より

図2:『ことこと。』1巻より

雑貨屋は島民が使うとしても、喫茶店は外からの観光客が来るようです・・・。しかし、たまに外からの人がやって来ると大騒ぎになっているのですが、これでは喫茶店はどうやって経営を成り立たせているのでしょうか。

という野暮なことばかり考えていますが、描かれているのは、青い空、白い砂浜、パッションフルート!気のいい島民たち!な南国の島です。南島イメージとしては極めて典型的なものですが、確実に実態を描いていないのでしょうね。枯れ井戸に落ちる回がありましたが、ぜったい蚊に刺されまくりですよ。って『ARIA』を読んだ時も思いました。それはともかく、作品は4巻で終了しました。YAHOOで読めたのですが、単行本が発刊されると読めなくなる仕組みなので、もう買うしかありません。玉井自身がお勧め作品かどうかは別として・・・と含みを持たせて終わります。嫌いではありません。青子センセー目当てで全巻買いましたが何か?

ことこと。‾子と孤島‾ 1巻 Flex Comix

ことこと。~子と孤島~ 2巻 Flex Comix

ことこと。~子と孤島~3 (Flex Comix)

ことこと。~子と孤島~ 4 (Flex Comix)

会長のコンテンツ日記 その5

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昨日、芸工大の作品分析で「ウルトラQ」「ウルトラマン」を鑑賞しました。

ウルトラQは第1話「ゴメスを倒せ!」、
ウルトラマンは第1話「ウルトラ作戦第一号」と第2話「侵略者を撃て」です。

それにしても山形に来てから異様に何度も
ウルトラマンを鑑賞してる気がしますが(笑)、
それでも大教室の大きなスクリーンで鑑賞すると
また違った感動がありました!

というわけで、来週は「仮面ライダー」を
鑑賞する予定です。

なお、上記のイラストは、こさささこさんが
この自主授業のために描いてくれたものです!
ありがとうございます!!!

会長のコンテンツ日記 その4

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一昨日、東北芸術工科大学の自主講義で
以下の作品の鑑賞・分析を行いました。

まずは1960年代の手塚治虫原作のアニメを2本

『鉄腕アトム』
1963年1月1日から放送が開始された記念碑的テレビアニメ。
とりあえず1話のアトムの誕生エピソードを鑑賞。

『どろろ』
1969年放送のテレビアニメ。
上記のアトムから6年後の制作ということもあり、
表現手法などが格段に進歩していて、面白い。
こちらも第1話を鑑賞。

続いて、少し時代を遡って1950年代の
短編アニメを2本。

『ふくすけ』
「フクちゃん」でおなじみの漫画家・横山隆一が
立ち上げた「おとぎプロ」の作品。1957年。
おおらかでユーモラスな内容と
芸術的な表現のマッチングが素晴らしい。

『こねこのスタジオ』
東映アニメ設立初期の作品。1959年。
アニメならではの動きの面白さが
堪能できる森やすじの傑作。

===============
コンテンツ文化史について講義している
東北芸術工科大学の「アニメ・プロデュース論」ですが、
いよいよ時代論に突入しました。
まずは1950年代のコンテンツ文化に
ついてお話をさせていただき、
来週は1960年代のお話をさせて
いただきます。

今回の作品鑑賞・分析は50年代と60年代の
アニメを同時にみることで、その差異などを
感じとっていただくことが目的でした。
ご参加いただいた学生さんの反応が楽しみです

Last Dance

AIRの活動が終了しました。

というのは、keyが作っているゲームのことではなく車谷浩司の個人ユニットのことです。今年2月11日にリリースされたシングル「Pansy」でもって、その活動が終了いたしました(正確には2月10日に活動中止なのですが)。確かにここ数年、『Best Not Best』、『SINGLES』、そして『Three Cheers For Goodbye』とベスト盤が短いスパンでリリースされ、大丈夫かなと思っておりましたが・・・。というわけで最近はずっとiPodで車谷の活動を個人的に振り返っているわけですが、90年代初頭はBAKUでギターを弾き、

その後は石田小吉(現、石田ショーキチ)とのユニットSpiral Lifeを組み、渋谷系の片隅にいました。

どうでもいいのですが、石田さん、『笑っていいとも』に出演したとき、タモさんと釣りの話しかしていませんでしたよね。懐かしい話ですが、それはともかくスパイラルの活動停止後はAIRへの活動と至るわけですが、初期は非常にグランジというかパンクというかそのようなサウンドであったわけですが、次第にジャジーというかフォークロック?みたいなものへと移行していきました。

特にアルバム『Usual tone of voice』以降、歌詞としてもサウンドとしても非日常性と日常性の融合への姿勢がみられ、『The Bread Of Life』やタワレコ限定発売の『The Bread Of Life2007』の2枚のライブ盤では全編アコースティックによる演奏がなされ、彼自身の立ち位置をある意味で明確に打ち出されていったと思います。そして最後にリリースされた「Pansy」がめっちゃいい曲なのですが!

Pansy

youtubeに上がっていないから、買おう!それはともかく最近の彼の活動はブログ「Laika Came Back」にてうかがうことができます。今後、いつか彼が音楽活動を別のかたちで再開してもらえると思います。ときれいにまとまったところで「Last Dance」のPVを貼っておきます。以上、玉井でした。